診療案内Medical Treatment

ほくろ(しきそせいぼはん)ホクロ(色素性母斑)

ホクロというと皮膚にある黒い斑点というイメージがあると思います。
ホクロとは一般的に使われる表現ですが、医学的には母斑細胞というメラニンを作る細胞が集合してできている母斑細胞性母斑をさします。

一見、ホクロのように見えるものでも悪性腫瘍である場合もあるため、気になるホクロは専門医の受診をお薦めします。


検査

ダーモスコピーという拡大鏡で色素の分布や形状を確認します。
必要に応じて切除を行い、顕微鏡で腫瘍を確認(病理検査)し、悪性部分がないかを判断します。


治療法

切除する場合は大きさや形によって方法が異なります。
小さいものでは削りとったり、くり抜くだけでも治療は可能ですが、大きいものではメスで紡錘形に切り取って縫い寄せます。縫い寄せることが難しい場合は、周囲の皮膚を移動して(局所皮弁)、取り除いた皮膚の部分をふさぎます。また、数回に分けて少しずつホクロを切り取る手術を行う場合もあります。
治療法はホクロの大きさや患者様の肌質などで異なりますので気になる方は一度ご相談ください。


よくあるご質問

ホクロをとりたいのですが、どのような流れになりますか。

診察を行い、方法についてメリットやデメリットを含めて詳しくご説明します。ホクロとりのご希望がある場合は説明書・同意書をお渡し、手術のご予約をおとりいたします。(※初診当日にホクロとりを行うことはできません)

ホクロをとったあとの通院の回数をおしえてください。

縫合した場合は手術翌日、そして手術数日後の抜糸には必ず受診していただきます。削り取った場合には傷が治る頃(術後1週間~10日頃)にまず診察します。
いずれの場合も傷跡がきれいに治っていくかを定期的に診察します。傷跡のチェック時期や期間については患者さまによって異なりますので診察の際にご相談させていただきます。

ホクロとりは自費診療になるのですか。

美容目的のみの場合は自費診療となります。病理検査を行った方がよい場合(悪性であることを完全に否定できないなど)は保険診療で切除します。また、ほくろが大きくなってきたり、洋服や髭剃りで引っかかって傷ができるなど日常生活に支障がでる場合も保険が適応されます。

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