診療案内Medical Treatment

みずいぼ(でんせんせいなんぞくしゅ)水いぼ(伝染性軟属腫)

ポックスウイルス属の伝染性軟属腫ウイルスに感染することで水っぽい光沢のあるイボが形成されます。中身は水ではなくウイルスと変性した皮膚でできた小さな卵のようなものです。健康な子どもでは6か月~数年で自然に治るとされていますが、個人差が大きいためいつ治るかはわかりません。特に乾燥の強いお子さまでは水いぼを掻きむしることでさらに広がりやすくなります。

感染力は非常に強く、ビート板の共有でもうつります。昔は学校のプールが始まる夏場に多かったですが、スイミングスクールの普及が進んだため、季節性はなくなってきており冬場でも多くのお子さまが水いぼの相談にご来院されます。


治療法

生活上の注意

乾燥し、皮膚のバリア機能が破たんしていると水いぼが広がりやすいため、しっかりと保湿することを心掛けましょう。

摘除

痛み止めのテープを貼り、攝子でつまんで1つ1つ水いぼをとります。潜伏期は14日~50日あるため、一旦きれいに見えた皮膚でも再度水いぼがでてくることがあります。


当院での水いぼ摘除の流れ

※担当医師から水いぼの診断を受けてください。

  • 水いぼ取りのピンセットには数に限りがあり、処置には事前予約が必要です。(当日では承れません)
  • 予約は形成外科皮膚科の診察時に直接お伝えいただくか電話連絡をお願いいたします。
  • 当院では処置の痛みを軽減する麻酔テープを使用します。
  • 水いぼを取った後には多少出血するためガーゼを貼ります。ガーゼは血が止まったら外してください。
    当日の入浴はシャワーのみ、翌日から湯船に浸かっても大丈夫です。
  • 潜伏期間の水いぼもあるため一度の治療で完治させることはできません。数回の水いぼ取りが必要です。

よくあるご質問

水いぼがあったら学校へいけませんか。

日本小児感染症学会、日本小児皮膚科学会、日本皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会のいずれにおいてもこのことに関して統一した見解がでており、欠席の必要はありません。

水いぼがあったらプールに入れませんか。

こちらについても学会からの見解が出ています。プールの水でうつるわけではありませんので、特に制限はありません。ただし、タオルやビート板、浮輪の共有でうつるものですので、それらは控えるなどの配慮は必要です。

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